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配管工事の基礎知識(CC)

配管工事は、建物に水・ガス・空気などを通すパイプを設置する工事の総称です。いわば”建物の血管”を作る仕事で、住宅からビル・工場まであらゆる建物に欠かせません。この記事では、初心者向けに種類・材料・手順・資格・最新動向まで基礎知識を解説します。

目次

配管工事の主な種類

配管工事は管内を流れるものにより5つに分けられます。

①給水・給湯配管工事は水道本管から蛇口まで水を届ける工事、②排水配管工事は生活排水を下水道へ流す工事で、水が自然に流れるよう勾配をつけるのがポイントです。

③ガス配管工事はガス機器への供給配管で厳格な安全基準が求められます。④空調配管工事は冷暖房・換気用、⑤消火設備配管工事はスプリンクラーなどの防災設備用の配管を設置します。

よく使われる配管材料

流体の種類や温度・圧力に応じて材料を使い分けます。

鋼管は最も広く使われ強度に優れますが防食処理が必要です。銅管は耐食性が高く給湯配管の定番。ステンレス鋼管は錆びにくく衛生的で給水管や食品工場向き。樹脂管は軽量で腐食しないため近年採用が増えています。

施工の基本4ステップ

配管工事の基本的な流れを押さえましょう。

STEP1:搬入・準備で材料と工具を現場に搬入。STEP2:墨出し・加工で図面をもとにパイプの切断・曲げ・接合を行います。STEP3:設置・固定で配管を支持金具で固定し、壁の貫通部にはスリーブと呼ばれる穴を通します。STEP4:試験・検査で水圧試験や気密試験を行い、漏れがないことを確認して完了です。

取っておきたい資格

管工事施工管理技士(1級・2級)は施工管理の国家資格です。2024年度から受験資格が緩和され、1級は19歳以上、2級は17歳以上なら実務経験なしで第一次検定を受験可能に。合格で「技士補」の称号も得られます。

ほかにも実技中心の配管技能士や、水道工事事業者に配置必須の給水装置工事主任技術者も需要の高い資格です。

注目の最新トレンド

配管工事にもDXの波が到来しています。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を使えば3Dモデル上で配管と構造物の干渉を事前チェックでき、手戻りを大幅に削減できます。2026年春にはBIMを用いた建築確認の図面審査も始まる予定です。

国の「i-Construction 2.0」では2040年度までに3割省人化が目標で、AR技術で配管位置を現場に重ねて表示する技術も実用化が進んでいます。初心者のうちからデジタル技術に触れておくことが将来のキャリアにつながります。

まとめ

この記事のポイント

・配管工事は給水・排水・ガス・空調・消火の5種類が基本
・鋼管・銅管・ステンレス管・樹脂管を用途で使い分ける
・施工は搬入→加工→設置→試験の4ステップ
・管工事施工管理技士の受験資格緩和で若手にもチャンス
・BIM・AR活用など配管工事のDX化が急速に進行中

基礎を押さえたうえで、資格取得やデジタル技術の習得にも挑戦していきましょう。

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